― とある一人の声優が築いた軌跡。 ―
― それは何万人ものファンを魅了し ―
― 愛され、輝きを見せてくれた ―
その彼女の物語は
2018年6月1日、最高のフィナーレと共に本を閉じた........
Emotionalな瞬間と言う名の跡を残して.......
5月最後の週、少しでも心の中のモヤモヤを紛らわせるためバイトのシフト表に
月~木曜日に自分の名前を入れた。日に日に近づいていくカウントダウン。
あの週、寝つきがいつもより悪かったのはこの思いだったからかもしれない。
あの一週間、大学の行き帰りとバイトから帰ったあとに手紙の下書きを書き入れる。
1日1行から2行程度しか書けない。
書きたいことは山ほどあるのに思いを記せない。
5月31日。3限の授業を休講して散髪屋へ。
前から親から切りに行って来い。と言われたので気分転換ついでにいつもの美容室へ。
前回切りに行った時より一段と短めに切ってもらった。
大分スッキリした。さて続きを書こう。
Wordのページの半分まで書いた辺りでその週最後のバイトのお時間。
23時45分まで働き、新大阪行き最終に乗る。
ゆりしぃが引退して自分の今後が見失ってしまう。
2駅間の5分が長く感じた。
1ページを過ぎたあたりで時計は早朝4時を指していた。
6月1日
1限から授業。重度の寝不足。親には知り合いの家に泊まると嘘を言い家を出た。
本来金曜は1限~5限のフル授業。1限だけ講義を受けて新幹線で赤坂に向かう気満々だ。
10時50分、1限終了。学科前で同期と会う。
「今日ファイナル行くんやんな?がんばってきてな」
「うん!」強く頷いた。
駅行きバスに向かう最中知り合いのオタクとすれ違う。
乗り換えが順調なら赤坂に2時前に着くはずだったのにバスがクソすぎて到着予想16時前になってしまった。
新大阪で昼飯のサンドイッチを買ってのぞみに乗り込んだ。
2時間半の間に集中して書くチャンスはこれで最後。
一生懸命綴った。2ndの感想も綴った。アルバムの感想も綴った。
自分の心の中にあった遠藤ゆりかさんの思いを一文字残らずタブレットに打ち付けた。
三河安城を通過した辺りで下書きを終えた3ページ目行くか行かないか。
こんなに思いをしたためたのは生まれて初めてだ。
新幹線の中で清書書きをしようか考えたが揺れで文字がぶれるので諦めた。
ちょーちくんに誤字脱字を確認してもらい品川駅に着くまで寝た。
品川駅についてヤテで有楽町、そこから千代田線で赤坂へ。
このルート、イロドリミドリ1stのお陰であまりいい思い出が無い。
6ヶ月振りの赤坂。特に変わり映えしていなかった。
Tシャツ、タオル、リストバンド、トートバッグを購入。
3500円以上買うと抽選ができるらしい購入金額8000円超えたため2回抽選できた。
全滅。
物販買ってすぐに近くのビア&喫茶店に入りアイスティーを注文して最後の綴りを開始する。
手紙が出せる最後のチャンス。書き漏れとかしたくなかったし同じ手紙のレイアウトで渡したくなかったから新たに縦書きのレターセットに万年筆を購入した。
1枚....2枚...3枚....と書き進めていくと同時に開場時間が迫っていく。
本来、桃猫が来るはずが急用で行けなくなったためさんちゃんを召喚した。
さんちゃんと合流して5分後。なんとか書き終えた。レポート以外でこんなに手首が痛くなったのは初めてだ。
赤坂は11月にイロドリミドリとハニプラで行くのは3度目。
行くたびに「もう二度と行かない」って言ってるのになんだこれ。
会場は整理番号入場がほぼ終了していた。クロークに荷物をぶち込みドリンクチケットでビールを注文。一気飲みしていざ、ホールの中へ。
はぁ?なにこれ。
ホールの中はまだ圧縮も掛かってないのにギュウギュウだった。
イロドリミドリよりもハニプラよりもキャパが全然違う。
.....とりあえず中央付近に行くか.......
人ごみを掻き分け中央付近に到達。
暗くなる会場。映し出されるスクリーンには今までのMVのダイジェスト。
そして流れ出すモノクロームオーバードライブ。
始まる圧縮。
圧縮中「あ~この感覚久々や~苦しいしむーりぃー」
一曲目開始「あっ!!!それだぁーー!!!」
YURIKA ENDO FINAL LIVE -Emotional Daybreak-
・REBORN
・黄昏ジュヴナイル
・GrimmTruth
・リフレイン・ウォーズ
・KAIJUハート
・永遠メモリー
・流星のおとぎばなし
・明星
・パラレルスパイラルライン
・行きたいイベント重なりすぎてコンプできないオタク葬送曲
・黄泉のYou&Me
・楔
・Brand new Stage
・HailTteason
・All my bravery
・はじまりのうた
・Emotional Daybreak
En・HOWLING
En・knight-night
WEn・モノクロームオーバードライブ
アンコール含め計23曲約3時間の濃厚な時間だった。
ここで一部の曲をピックアップしてその時の解説を
初っ端から持ってきたこの高まり曲(個人感)
前に書いたがイントロの「時はー陽炎ー」でアニクラ特有のパン!と一回拍手して
それー!って叫ぶ。それと同時に前へ前へ泳いでいく。無限に好きな曲
(中央辺り→8列辺り)
☆「黄昏ジュヴナイル」
イントロからしてバラード系かと思わせるリズムからの「デデッ!デデッ!」からの
ハーモニカ?(ライブではヴァイオリン)の音色は鳥肌が立つ。
(8列辺り→2列目辺り)
ジュヴナイル終わったあとに「あれ?いつの間にここまで泳いでんの?」と気づく。
☆「行きたいイベント重なりすぎてコンプできないオタク葬送曲」
ここでゲストのZAQさんが登場。ZAQを生で見るのは初めてだったためテンションがさらに上がる。ついでに後ろからの圧縮がさらに増加する。
ここまで温めた意味がある。ここじゃないといけない意味があった。
☆「リフレイン・ウォーズ」「永遠メモリー」
びっくらこいた。「オルタナティブガールズ」の水島愛梨、「プロジェクト東京ドールズ」のヤマダのキャラソンが来るなんて。ここで「あぁ....ありがとうゆりしぃ...」と言葉を溢す。
「Emotional Daybreak」
今回のファイナルライブの名前でもあるEmotional Daybreak。略してエモブレ。
歌詞が心に刺さる刺さる。ジャケ絵を見たとき「なんで朝日を背景に立っているのだろう」と思ってたがこの曲を聞いて納得した。
この曲にはこのジャケ絵がものすごく似合う。
例え引退しても同じ時間を歩んでいる。
空を見上げる。
きっとゆりしぃも同じ空を見上げている。
そう思える曲だ。
すべての曲が歌い終わってもゆりしぃは一度も泣くことはなった。
温むす2ndでも彼女は涙を流さず常に笑顔で去っていった。
湿っぽいままで去りたくない。姫として笑顔で優美に美しく去りたかったからだろうか。
ステージ裏に捌ける前ゆりしぃは深く長いお辞儀をして去っていた。
ライブが終わり観客が何故か後ろを向き2階を見上げていた。
2階は関係者席らしくかなりの声優たちが最後の姿を見に来ていたらしい。
会場を出てクロークに向かう最中思い出す。「あっ、手紙出せてない」
本書きを終われせてそのまま入場してしまったため封筒の表に「遠藤ゆりか様へ」すら書けてなかった。
荷物を受け取り会場前で封筒に手紙と名前を書きプレゼントボックスへ。
3日前くらいは「これ絶対俺泣く奴やん」とか言ってたけど泣いたのは最後に映し出されたMVのメイキングとエンディングロールだけ。ゆりしぃを最後の最後まで見届けることができた。
汗ダクダクになりながら丸ノ内線、南北線を乗り継ぎオタクハウスへ
追記~
ゆりしぃと関われたのは本当に短い時間だった。
だけど雨宮天とは何か違うものを感じた。
ゆりしぃだけにしかない特別なモノ。
それはなんだったのかはまだ自分はまだわからない。
追記の追記
すげー長なったww
3000超えるとかやばすぎぃww
温泉レポを書く前に書かなければならないことは書いたつもりです。
これからは温泉レポを間隔的に書きたいと思います。
今年中に下呂温泉行けるかしら.....
おわりだよ~